ソロ女性の愛はカネ?日本にAV女優、性風俗嬢が急増する理由
ソロ女性の愛はカネ?日本にAV女優、性風俗嬢が急増する理由(写真は本文と関係ありません)
1晩、100万円のセックス
少し前に、元AV女優の大橋未久がベッドで裸のまま男に寄り添っている動画がネットに投稿されていた。2人はカメラに向かって「你好(ニーハオ)」と笑顔であいさつ。その後、見つめあってキス。台湾の大手メディアが大々的に報道し、現地のAV評論家も大橋未久に間違いないと認めている。
「主にホテルで売春行為に及んでいるということ。一種の風俗業です。アジアで有名なAV女優だったため、人気も高いのでしょう。香港には富裕層が多く滞在しているため、かなり稼いでいそうですね」と関係者は話す。
実は香港にも多くのAV女優が訪れ、ホテル内で売春行為が行われている。AV女優が体を売るのは香港に限らない。中国本土の富裕層の間でもAV女優は人気であり、中国人ブローカーがAV女優の所属プロダクションと組み、秘密裏に訪日買春ツアーを企画。相手は金持ちばかりなので、1晩のセックスで100万円くらいの料金支払う。
コロナ禍にあっても、中国人富裕層によるAV女優の爆買い行われている。
東京に住む女性20人に1人がAV女優
いま、2020年代の日本では、日本人女性のうち、「20代女性の20人に1人が風俗嬢」「日本人女性の200人に1人がAV女優」「東京に住む女性20人に1人が(元)AV女優」と言われている。
現在の日本において性風俗に従事している女性は約30万人と見積もられている。人口30万人規模の都市といえば、盛岡市(30万人)、秋田市(32万人)、越谷市(34万人)、前橋市(34万人)、那覇市(32万人)、奈良市(36万人)、和歌山市(36万人)といった都市の人口と並ぶ。
風俗産業の市場規模は、年間約5.7兆円
一方、AVなどを含めた性風俗産業の市場規模は、年間約5.7兆円。すでに日本の基幹産業となっている。
・建設業界16.9兆円(2020年)
・広告業界7.3兆円
・旅行業界6.1兆円
・風俗業界5.7兆円
・飲食業界5.6兆円
・インターネット業界5.5兆円
・ゲーム業界5.3兆円
・コンビニ業界5.2兆円
・化粧品業界2.5兆円
風俗業界の年間5.7兆円の市場規模というのは、化粧品業界の2倍、コンビニ業界や飲食業界よりも高く、旅行業界にも迫る勢いだ。コロナ禍によって旅行業界や飲食業界のシェア率が落ち込む中、風俗業界の著しい発展は否めない。
毎年、数千人がAVデビュー
AV業界の関係者は、「毎年、日本国内で制作されるAV本数は、ネット配信や裏ビデを間で含め、年間約3万5000本。1日に約100本がリリースされている。新人のAV女優も年間2000~3000人がデビュー。アダルトビデオの歴史は1980年代に誕生。その後、約40年が過ぎ、AV女優を体験した日本人女性の数は15万人を突破している」と話す。
日本における、19歳から55歳の女性の数は約3000万人。このうち、15万人がAV女優であれば、3000万人:15万人で、“200人に1人”がAV女優(体験者含む)という計算が成り立つ、というわけだ。
AV関係者は話す。
「日本人の200人に1人がAV女優」「このうち、AV女優は99%東京に在住している」「東京で暮らす女性のうち、20人に1人がAV女優」と告白する。
日本人の「孤独」
日本でこれだけの性風俗産業が成長した背景に、日本人の「孤独」がある。
セックス・恋愛のパートナーがいない。
男性であれば、性風俗やAV作品、アイドルの追っかけや、車やバイクといった趣味や酒、賭けごとなどに性欲や欲求、幸福感を満たす。
女性であれば性風俗やAVデビューして性欲と金欲・物欲を満たし、さらに男性を喜ばせているという幸福感を満たしている。女性もアイドルの追っかけ、テレビドラマやアニメの男性主人公に疑似恋愛を持つことが多い。
また、恋愛に代わって、旅行や料理、お花、お茶、舞踊といった趣味や、音楽や文学、ライターといった芸術活動を好む女性も少なくない。
現実に夫や妻、子供、家族がいない分、非現実の(性的)快楽などで、心の虚無感を満たそうとしている。
2040年には、独身者が人口の50%
「2040年には、独身者が人口の50%(既婚者が50%)となり、「64歳までの既婚者は30%になる」と言われている。これからの日本はどんどんソロ社会になっていく。
「一人で過ごすこと」「一人で生きること」が、あたりまえの社会へと変貌する。
2015年の男性未婚率は23%、女性が14%。2040年の男性未婚率は30%、女性が20%。
男性の3人に1人、女性の5人に1人が、生涯未婚となる。
男女比の数が変わらないのに、なぜ男性が結婚できないかと言えば、男性内での格差社会が広がっているためだ。
日本人男性は、「何度も結婚する男」と、「一度も結婚できない男」にはっきり分かれてゆく。
結婚するにあたって男性は、処女性の高い若くて美しい初婚の女性を選らび、女性は経済力や豊かな人生経験を積んだ再婚男性を選ぶ。
すでにこの傾向はイギリスなど北欧諸国で顕著になっている。
恋愛、セックスの格差社会
裕福な男性は生涯を通して何度も結婚して楽しみ、そうではない男性は一度も結婚できない。フリーターを含め、低所得者の300万人の適齢期男性に、振り向く女性はほとんどいない。
独身女性が多くなったのは、「結婚相手にふさわしい男」が見つからないためで、「へんな彼氏がいるなら、ひとりがいい」という理由によるものだ。
一方、独身人口が増えるのは、離婚率の増加も理由。
日本で結婚しているカップルの4組に1組の割合で離婚していたが、この割合はさらに加速。現在、3組に1組のカップルが離婚している。
「孤独」は決して悪いことではない。
「1人でいたい」と思う人は全体の40%、「多数でいたい」と思う人は60%。
だが、これは極端すぎる。
「1人の時間も欲しい」「恋人やパートナー、仲間と楽しく時間も欲しい」と思う人がほとんどではないか。
結婚しても結婚しなくても「孤独死」
高齢者の数よりも、独身者の数が多い、ソロ国家となってゆく。
「結婚しないと、孤独死するよ」などと言われることもあるが、現在、日本社会において孤独死している老人(75歳以上)というのは、元既婚者で普通に楽しく家族を持ち、旦那さんや奥さん、子供たちに囲まれて楽しく過ごしていた人たちだ。
結婚しても結婚しなくても、日本社会においては、ほとんどの人間が孤独死(施設や病院で死亡。コロナで多くの老人が施設で亡くなっている)する。
むしろ独身の方が早期から終活を考え、充実した人生を送る。既婚男性は妻に先立たれ、孤独に陥り、死んでゆく。戦後日本を代表する文芸評論家の江藤淳は、妻の死や病気を苦にして自殺している。
「心身の不自由が進み、病苦が堪え難し。去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤淳は、形骸に過ぎず、自ら処決して形骸を断ずる所以なり。乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。平成十一年七月二十一日 江藤淳」
恋愛(性愛)感情は、“麻酔”によるもの 必ず醒める
結婚して、あるいは付き合って5年以内に別れるカップルがほとんどだ。
そもそも、恋愛の基本である「好きになる」という感情は、脳に麻酔をかけて麻痺させる作用にほかならない。
女性にとって結婚、出産は人生にとって大きな負担となる。現代医療技術は進歩し、リスクはさがったものの、出産とは本来、“自分の命とひきかえに新たな命を産み出す”という神聖な行為だ。
男性にとっても、子供や家族を経済的に支えるため、会社や役所で何十年もの苦痛的労働を強いられる。時には過労死、犯罪にも追い込まれる。
この理不尽なことを忘れるために、恋愛(性愛)という麻薬(麻酔)がかかり、その麻酔はいつまでも効かない。約5年が限度だ。
互いに理性的な状態に戻った時に、「離婚」となる。
麻酔が切れた後も夫婦としての関係が成り立つのは、子供が生まれ、子供に愛情が移り、共同で育てようという「共同経営(合弁会社)」という新たな形態が生み出されるためだ。
「ソロ女」は、愛よりもカネが好き
一方、「ソロ男」と、「ソロ女」には意外な共通項がある。
- 既婚男女と比べて、一人でいることが好き
さらに、「ソロ女」には以下のような特徴がある。
1.「ソロ男」よりも、「ソロ女」の方が、ひとり好き率が高い
2.既婚女性と比べて、圧倒的に「愛よりも、お金が好き(信じられるのは愛ではなくお金)」
※上記の傾向が強い、ということです。
男女の脳の違い
これは、男性と女性の脳の性質に違いによるものだ。
男性が、女性を選ぶとき、「見た目の判断(視覚的要素)」が強い。女性の顔、髪型、肌の色、若さ、胸の形や大きさ、腰のくびれ、お尻の形や大きさ、脚の綺麗さなど、視覚的要素が恋愛(性愛)感情へと働く。
一方、女性が、男性を選ぶとき、「見た目の判断」に加えて、脳(前頭葉)の一部である「全帯状皮質」という合理的な客観性で選んでいる。
全帯状皮質は、「矛盾」を検出する場所で、「この男の言っていることが、さっきと変わっている」「嘘をついている」「子育てや家事に協力的か」「浮気しないか」「子育てができるほどの経済力、これに伴う学歴や社歴があるかどうか」といった点が、女性が男性を選ぶときの一番大きな要素となっている。
女性は、本能的に「愛はお金」という考えがあり、男性は「愛(セックス)は見た目」という感覚を持っている。女性は、男性が持つ財源を自分や、自分の子供に使ってくれるかどうか、という点で男性を見ている。
30%の恋愛強者
既婚男女や、ソロ男女ともに、最近は、モノよりも、時間をどう使うか、という点に充足感を見いだしている。
心の欠落や孤独をかかえ、「何かの役に立っているか」と社会的帰属の欲求を満たすため、ソロ男性は家族愛の代わりに、アイドルの追っかけやゲームに没頭する。
アイドルは「疑似子育て」であり、ゲームは「疑似出世」ということになる。
恋愛が得意な人は30%、恋愛が不得意な人は70%。
恋愛している未婚男女は30%。
30%の恋愛強者の男性が、数多くの女性と恋愛し、残り70%の恋愛弱者の男性はパートナーに恵まれない。
30%の恋愛強者の特徴は
- 年収が高い
- 行動的で積極的、結果を出せる
中国人の大富豪は、1晩のセックスに100万円を使い、人気の日本のAV女優を手当たり次第に買いまくっているが、カネを持っている男はいくらでも日本の人気のAV女優とセックスして楽しむことができる。30%のなかでも、さらに恋愛強者なのだ。
これに対し、日本にAV女優、性風俗嬢が急増するのは、母子家庭で経済力が必要という女性もいるが、圧倒的にソロ女性が増加し、「愛はカネ」という価値観の女性が増えたからだ。
「結婚しない女性」「子供を産まない女性」が増えたのは、政治家や女性議員が言うように「貧困」や「保育所の不足」でもなく、「愛はお金」と考えるソロ女性が増えたことに他ならない。
だが、いくら男性が「見た目で女性」を選んでいても、「愛はカネ」という価値観の女性とセックスしても、能力の高い男ほどすぐに底の浅さを見抜く。一般的な男性は、女性に対し、最終的に愛を求める。それ以外は売春婦という定義づけがある。「正妻」も欲しいが、それ以外に「側室」もたくさん欲しい。
このため、男女の痴話ケンカなどから、セックス動画流出へとつながる。
だが、すでに無修正画像も動画も流出し、AVビデオでさんざん自分の痴態をさらけ出し、何も失うものがない女性ほど強い者はない。その美貌と身体を武器に、新たなパトロンを探し、それは簡単に見つかる。また、人気のグラビアアイドルやアイドルで、スキャンダルでハメられてもドン底から這いあがり、三上悠亜や、高橋しょう子のようにたくましく素敵に生きている。私は、三上悠亜や、高橋しょう子が好きだ。偉いと思っている。それだけ、人に「欲しいもの」「心からの充足感と幸福」を提供することができるのだ。
まとめ
人は人。結婚しようがするまいか、子供を持つか持たないか、一人なのか、仲間と過ごすのか、それはその人の自由。AV女優になるのも、AV男優で生きていくのも自由。AV女優として成功をおさめ、中国人の大富豪を相手に売春して生きていくのも自由。
これまでのような「家族」「地域」「職場」といった「円」のなかではなく、それぞれ自分の外側にあるコミュニティと繋がりながら、同時に自分の内側にある、可能性を秘めた自分にも接続していく。そんな新たなコミュニケーションの時代へとすでに突入している。AV女優は、そのひとつ。個人事業家。芸術家やライター、写真家、小説家と同じだ。
結婚、一緒にいること、家族、子供を持つことが幸せ、といえばそうでもない。
実際、この日本で殺しあっているのは本当の家族、夫婦同士だ。
自分自身の頭でしっかり考え、自分自身に正直に生きる。
既婚だから偉いわけではなく、独身だからみじめではなく、「愛=金」だから悪いわけでもない。「人から欲しい」と思えるものを提供できる、ということだ。だが、因果応報はかならず起こる。いくら金の力で美女を性的支配、性奴隷にしても、紀州のドンファンのように、妻に殺される。その妻も、殺人罪で逮捕。夫を計画的に殺害し、多額の保険金で高級マンションを手に入れたが、その代償はあまりにも大きい。
AV女優出身で、幸せに暮らしている女性がいる。
沖田杏梨(おきたあんり)、蒼井そら(あおいそら)といった女性たちだ。麻美ゆま(あさみゆま)は独身で病気で子供を産めない身体になったが、良い友達に恵まれ、幸福感をもって充実した活動をしている。
人それぞれに、どう生きるのか。
女は、やはり愛だ。
ブラックジャックは言う。
私は見た目には興味ないんだ。そんなもの、いくらでもつくられるからな
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